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【動画】【ウラヌス考察3】人々を導く救世主!? 古代兵器ウラヌスとルフィの覇王色の覇気【ワンピース考察】

【ウラヌス考察3】人々を導く救世主!? 古代兵器ウラヌスとルフィの覇王色の覇気【ワンピース考察】

前回までの考察では古代兵器ウラヌスに関して、他の古代兵器編の本編と扉絵に描かれた伏線から「天候を操る」機能及び、「天」「人気」「王」というキーワードを導き出した。第三弾となる今回は、古代兵器ウラヌスの正体を具体的に考察する。

古代兵器ウラヌスのキーワード「天」「人気」「王」そして「覇王色の覇気」

前回までの考察では古代兵器ウラヌスは「天候を操る機能」を持ち、「天」「人気」「王」に関係すると見てきた。詳しくは以下を参照

* 【ウラヌス考察1】古代兵器ポセイドンの正体から新たに登場した「ウラヌス」の正体を考える【ワンピース考察】https://youtu.be/iNZgwVr0e90
* 【ウラヌス考察2】「天候」と「王」が鍵!古代兵器ウラヌスの正体と扉絵シリーズ【ワンピース考察】https://youtu.be/A8zLj9R2bgY

第三弾ではウラヌスのキーワードである「天」「人気」「王」について掘り下げていく。

古代兵器ウラヌスと「人気」「王」

まず、ワンピース本編に描かれた「人気」に関係する「兵器になり得る力」を考えたい。そこで思い浮かぶのは、頂上戦争編におけるミホークの以下の言葉であろう。

ミホーク「能力や技じゃない その場にいる者達を次々に自分の味方につける この海において あの男は最も恐るべき力を持っている………!!」(ワンピース57巻561話)

この発言は、頂上戦争編で周囲を味方につけたルフィの力に関して言及したものである。この「周囲を味方につける」という力について、ドレスローザ編でドフラミンゴも同様の発言をしている。

ドフラミンゴ「この状況でよく味方を得たものだ…!! その特殊な力には頂上戦争から一目置いていた…!!」(ワンピース75巻752話)

さらに、ルフィのこの力に関して、頂上戦争編で革命軍幹部イワンコフが次のように発言した。

イワンコフ「今はまだ眠れる力…しかし道理で人を引きつける!!」(ワンピース58巻570話)

ここでの「今はまだ眠れる力」とはルフィの覇王色の覇気であり、「人を引きつける」とはミホークの発言「味方につける」と同じ力を指している。

つまり、イワンコフの発言から、ルフィの「人を引きつける能力」は「覇王色」に起因していることが分かるから、その力は古代兵器ウラヌスのキーワードである「人気」と「王」に関係していることが確認できる。

覇王色の覇気と「天」

ここで、覇王色の覇気について振り返っておきたい。

覇王色の覇気とは、数百万人に一人しか習得できない「選ばれた者の覇気」であり、相手を威圧する力である。覇王色の覇気を扱える者は、人の上に立つ「王の資質」を持つとされる。

これまで覇王色の覇気は「選ばれた者の覇気」とされてきたが(53巻519話)、ドレスローザ編でドフラミンゴの覇気について「天に選ばれた」という表現がされた(782話)。つまり、覇王色の覇気は「天に選ばれた者の覇気」ということにる。このことから、覇王色の覇気もまた、古代兵器ウラヌスのキーワード「天」と関係している。

よって、「覇王色の覇気」はウラヌスのキーワード「天」「人気」「王」の全てに関係することがわかる。

「覇王色=人を引きつける力」は古代兵器ウラヌスのキーワード「天」「人気」「王」と関係する力である。

そこで、覇王色の覇気と古代兵器ウラヌスの関係について、さらに考えてみたい。

古代兵器ウラヌスとは覇王色の覇気であるか

古代兵器ポセイドンとルフィの覇王色の共通点

ルフィの覇王色の覇気は、人魚姫しらほしの古代兵器ポセイドンの能力とも通じる部分がある。

ルフィの覇王色の覇気
* 今はまだ眠れる力(570話)
* 数百万人に一人(519話)
* 制御できない(519話)
* 王の資質(519話)
* 最も恐るべき力(561話)

– 共通 –

しらほしのポセイドンの能力
* 魚人島編で目醒めた(648話)
* 数百年に一人(626話)
* コントロールできない(626話)
* 海王類の王(648話)
* この世で指折りの強い力(626話)

このように、「ルフィの覇王色の覇気」と「しらほしのポセイドンの能力」は、多くの共通点を持っている。

しらほしの持つポセイドンの能力が目醒めたのは、魚人島編でのジンベエによる回想の中である。天竜人に撃たれそうになった母オトヒメを助けるため、しらほしは無意識に能力を発動させた(63巻625話)。海王類に驚き泡を吹いて倒れる天竜人の姿も、覇王色の覇気に圧倒された人々が倒れるシーンとよく似ている。

ルフィの持つ「この海において最も恐るべき力」とは

古代兵器ポセイドンの力が「この世で指折りの強い力」とされたのに対し、ルフィの「人を引きつける力」は「この海において最も恐るべき力」とされた。

ルフィの力の範囲は「この海」であり、ポセイドンの力の範囲は「この世」であるが、ポセイドンの力が「世界を海に沈める」というように、「海」に関するものであるから、その関係は

ルフィの「人を引きつける力」 > 古代兵器「ポセイドン」

と考えられる。このように、ルフィの「人を引きつける力」がポセイドンを凌ぐ力と認識されていることから、古代兵器に匹敵する力であることは間違いないであろう。

以上のように、古代兵器ウラヌスのキーワードとの一致、古代兵器ポセイドンとの共通点、古代兵器に匹敵する力であるという根拠から、ルフィの覇王色に起因する「人を引きつける力」が古代兵器ウラヌスであると結論づける。

古代兵器ウラヌスの力とは覇王色に関連するルフィの「人を引きつける力」である。

「人を引きつける能力」と古代兵器ウラヌス

古代兵器「ウラヌス」=救世主

最初に引用したのルフィの能力に関する発言は、当サイトで「巨大な戦い編」と位置づけている「頂上戦争編」「ドレスローザ編」でのセリフである。実はこの2つのエピソードにはルフィの他にも「人を引きつけて人気を得た人物」が登場した。

それは、インペルダウンの囚人達を解放したバギーと、ドレスローザのオモチャ達を救ったウソップであり、彼らは共に「救世主」と呼ばれた。

古代兵器ウラヌスに関係する「人を引きつける能力」を持った2人を指す「救世主」というセリフはウラヌスの重要なヒントではないか。それぞれ詳しく見ていこう。

頂上戦争編における救世主バギー

バギーはインペルダウン脱出の際、囚人達を魅了し、味方につけた。タライ海流からマリンフォードへ通じる正義の門が開くシーンでは、バギーに天から光が差すような描写があり、囚人達がバギーを神のように崇めている。

バギー「シューワッキーマッセーリー」
囚人「あんた実は!! 神様の使いでは」(中略)
バギー「やはり天は!! おれを海賊王にしてェのか!?」(ワンピース56巻551話)

「シューワッキーマッセーリー(主は来ませり)」とは賛美歌「もろびとこぞりて」の歌詞であるが、原詞では「Savior comes」であり、まさに「救世主」の降臨を表している。
頂上戦争編でのバギーは「救世主」の他にも「世界の王」「世界のリーダー」と呼ばれた。

ドレスローザ編における救世主ウソップ

また、ドレスローザ編でシュガーの「ホビホビの能力」からオモチャ達を救ったウソップも同じように「救世主」と呼ばれた。

「天から光が〜!!!」
「ええェっ!!? この男!!! 天の使いだとでもいうのか!!?」(中略)
「『お前達は…おれが導く』…!!?」
「あんたやっぱり天の使わした…おれ達の救世主なんだな!!!」
「導いてくれ!! おれ達ァどうすればいい!!? “ゴッド・ウソップ”!!」(ワンピース75巻744話)

バギーと共通するのは「救世主」という呼び方に加え、「天からの光」と「天(神様)の使い」というキーワードである。

そして、小人たちを指揮したウソップは「伝説の英雄(ヒーロー)」と呼ばれた。

人々を導く救世主ウラヌス

古代兵器ウラヌスの力が「人を引きつける能力」であるならば、バギーとウソップに共通する「救世主」「天からの光」「天の使い」もまた、ウラヌスのヒントではないだろうか。

「救世主」とは一般的に「神に遣わされて世界や人々を救済する存在」を意味する。ワンピースにおいて「救世主」が宗教的な意味を持つかは分からないが、「神の使い」「天」と関係する以上、何らかの「神」とのつながりがあるだろう。

そして、ウソップに光が差すシーンに「お前達は…おれが導く」というセリフが聞き間違いとして不自然に登場したことを考えると、救世主として「人々を導く」という役割を持つと考えられる。救世主バギーも囚人達から「世界のリーダー」と呼ばれた。

古代兵器ウラヌスの正体は天から遣わされた「救世主」であり、人々を導く存在である。

ルフィは古代兵器ウラヌスとなるか

「巨大な戦い編」でのルフィ

さて、ここまで古代兵器ウラヌスの正体が「救世主」であると見てきたが、人を引きつける能力を持つルフィが古代兵器ウラヌスとなる可能性を考えたい。

バギーが救世主と呼ばれた「頂上戦争編」において、ルフィは名のある海賊達を味方につけて戦い、覇王色の覇気で周囲を驚かせた。また、ウソップが救世主として登場した「ドレスローザ編」では、海賊だけでなく、民間人をも魅了し、団結させて勝利へと導いた。その影響力はますます大きくなっていくと考えられる。

ルフィが「周囲を巻き込んで戦う」というシーンが描かれたのが「頂上戦争編」「ドレスローザ編」であることを考えると、ルフィが古代兵器ウラヌスの能力に目醒めるのは、当サイトで終盤に起こると予想している「Dが起こす巨大な戦い編」なのではないか。

ルフィと救世主と「Dの一族」

先ほど見たバギーやウソップに描かれた「天からの光」や「天(神)」に関係するシーンはルフィにも描かれている。前回の考察で取り上げた「ローグタウンの雷」である。

ローグタウンで処刑台に拘束されたルフィが首を刎ねられる瞬間、天から光が差すような描写があり、直後に雷が落ちて命拾いをするというシーンである(11巻99話)。その際、スモーカーが以下のような発言をしている。

スモーカー「まるで”天”があの男を生かそうとしてる様だ!!!」(ワンピース11巻99話)

同じように、ルフィの覇王色の覇気が注目されたアマゾン・リリーのニョン婆も頂上戦争後、以下のように発言している。

ニョン婆「巨大な嵐の中核に飛び込んだアリ一匹…!!! 命を持って帰還するとはいよいよもって神の所業…天は一体…あニョ男に何を望んでおるニョじゃ……!!!」(ワンピース59巻582話)

このように、ルフィには「天に生かされる」というような描写がいくつかある。しかし、この「天に生かされる」というシーンがドレスローザ編でルフィの他にも描かれた。

コラソン(やっぱりロー…お前は生かされてるんだ 次から次へと救いの神が降りて来る)(ワンピース767話)

トラファルガー・ローはドレスローザ編で「Dの一族」であると明かされた。この「天に生かされる」という事象がDの一族特有のものであるならば、前回取り上げたエッド・ウォーの海戦でロジャーを救った「突如大きく荒れ狂う天候」もその一つであろう(0巻0話)。

アラバスタ国王コブラが「天候は神の営み」であると発言したように、古代兵器ウラヌスの正体が「天から遣わされた救世主」であり、「天に生かされる」という特質を持つならば、前回、古代兵器ウラヌスの機能として考察した「天候を操る」ことが可能である。

「Dの一族」と古代兵器ウラヌスの関係については次回「ウラヌス考察4」で詳しく考察する。

古代兵器ウラヌスの正体はルフィであり、天を味方につけ、天候を操る。

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