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地球を彷徨う皆さんこんにちは。ご視聴ありがとうございます。チャンネル登録、高評価、コメント等、2人が喜びます。
テレビのインタビューでの「スピッツの転換点になった曲は?」みたいな質問に、メンバー4人中3人が「恋のうた」(『名前をつけてやる』収録)をあげていたのを覚えています。確かにメロもアレンジもポップだし、歌詞もストレートかつJ-pop的(要するにひねくれてない)、パンクの影響の濃かったインディーズから、日本人が親しむスピッツ像が浮かび上がってくるのはこの時期ではないでしょうか。
そしてその理由はシンプルかつ普遍的。「売れてぇ」からというのが一番でしょう。
ではこの2枚目は売れ線か、またプロデューサーがつく4枚目『クリスピー』はメジャーど真ん中か、僕はそう感じません。ポップという似合わぬ服を着せられて、そこにアンビバレントな思いを抱きながら、日々目まぐるしく変化する自分たちの力量の全てをかけて作品に打ち込むスピッツ、その結果、この時期は不穏な温もり、奇妙なメルヘン、奔放な日本語、ねじくれたポップ、誰も到達することのなかった境地に彼らは足を踏み入れることになるのです。しかもそれを詩的に美しくまとめあげ、かつ今まで愛される名盤に押し上げる、そんな力技を可能にしたのは草野マサムネの持っていた天性のメロディセンス。僕は2nd 3rdの2枚がそんなメロディの一つの到達点のように感じています。
安藤
コックブン : コクブン星の見習い文学料理人。時々声が裏返る。
安藤 : 京都の文学部大学生。好きな作家は大江健三郎、三島由紀夫、宮本輝など。突然バックパック1つで旅に出ては、友人間で死亡説が流れる。
概要欄 : 安藤
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ビートルズじゃなくユーライア・ヒープじゃなかったっけ