なかなかの第一章の締めでした。
賞に関しては王側の事情ですが、ヒューがアンに罰を決めさせたのは、アンの資質を見極めようとしてるのかなと思いました。
王の発言は重く、簡単には取り消せないと言うあたり、世界観としてアンの受けるストーリーのシビアさと繋がってる気がします。

原作未読なのであくまでも想像ではありますが。
陛下は「模倣だった頃のアンの作品」に対して栄誉を与えてしまいました。
しかしヒューが改めてアンに作らせた蝶は、似てはいるものの陛下が認めた作品よりもずっと優れた「アンのオリジナル」。

よってこの二つの作品は陛下の中では「作者が違う」という認識になりました。
しかし既に皆の前で模倣品に関して栄誉を与えると【宣言】してしまっているため、立場上、自らの言葉を否定して、別の作者の作品を認める訳にはいかない。
だから「今年の栄誉は無し」という形にするのが妥当だったのだと思います。

この先アンはジョナスのいる村には戻らない気がします。
元々母親と一緒に旅をしてジョナスの村に立ち寄っていただけなので、また旅に出るのではないでしょうか。
今回はヒューに認められている事もあって、来年の品評会まで良い修行先の工房を紹介してくれそうですね。

僕は原作未読だけど、この第4話で今後の伏線が無いのは、原作の1巻分のまとめに
成ってるのかもしれませんね。実際、原作を知ってる人が居たら教えて欲しいです。

ジョナスが相変わらず裏切り者なのが、人間不信になるよ。シャルいい妖精。